僕の名前は高松幸子

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───次の日─── 僕「───というわけでシャアは大佐に昇進したんだよ」 真理子「へぇ…そんな大人の事情があったんだ」 ただいま昼休み中。いつものようにC4のメンバーで食後のおしゃべりタイム 裕子「しっかし、アンタってホントガンダム好きよね」 律子「ああいうロボットアニメなんて男子の見るモンじゃないの?」 僕「それは偏見というものだよ。それにガンダムはロボットアニメじゃない、人間ドラマだ」 真理子「そ、それはどうかよくわからないけど…幸子があんまりにも勧めるもんだから私も見てみたら、なかなか面白かったよ。ちょっと心理的にわかりづらい部分もあったけど。あれが『深い』っていうものなのかな?」 僕「おぉ!!なかなか真理子は見る目があるね。そういうところを何回も見直して理解を深めていくともっともっと面白くなってくるぞ」 裕子「へぇ…今度あたしも見てみようかな…」 律子「アタシはパス。その時間バイトした方がなんぼかマシだわ。…それより幸子、きのうのこと、ちゃんと説明してよ」 裕子「あ、そうそう!!あたしも気になってたんだよね」 隣で真理子もうんうんとうなずいている 僕「あー…わかったよ、約束だしな。…あまり人に聞かれたくない。場所を移そう」
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