僕の名前は高松幸子

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───そしてやってきたのは立ち入り禁止の屋上 キャプテンこと我が学校の校長市原康介のロック魂を受け継ぐこの僕の前にはルールなんてあってないようなものなのさ、フフン 僕「…さて、ここなら誰も来ないだろ」 裕子「そうね。でもアンタ、よくあの先輩たちのいない時間帯知ってたわね。普通ならおっかなくて近付くことすらできないってのに…」 ………はい? 真理子「ねぇ…大丈夫だよねぇ…?先輩たち、来ないよねぇ?」 ………え?えぇ?なんでみんなそんなにビビってんの? 律子「…あんまり長居したくはないわね…さっさと説明してもらって早く教室に戻りましょ」 僕「…ま、まぁ大丈夫だろ…じゃあ説明するぞ」 3人ともコクリとうなずく。さて…どこから話そうか… 僕「僕はね、キャプテン…校長から時々依頼をうけてお金をもらってるんだよ。バイトみたいなもんだ」 律子「依頼?」 裕子「お金!?」 …うん。とりあえず裕子はお金と聞いて興奮しないように。 僕「うん。みんなうちの学校の『めだかボックス』は知ってるよね?」 裕子「あぁ、あのメダカの水槽の脇に置いてある投書箱よね?」 律子「それが由来でどっかのバカがふざけて某漫画からパクって名付けたら案外それで定着しちゃったのよね」
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