僕の名前は高松幸子

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…さて、どうしたものか。 今更『あ、やっぱ危険な仕事でした☆ゴメンちゃーい♪』とも言えないしなぁ~… 裕子「ねェ、ねェ幸子。…?おーい、もしもーし!!どーしたのよォ?」 僕「…ん?どうかしたか?」 裕子「もうっ!!『どうかしたか?』じゃないわよ!!あたしにも紹介してよ、その仕事」 ………来た………!!どうする、どうする?高松幸子………なんとかして諦めさせる方向に持っていかなければ………!! 真理子「あ…幸子爪噛んでる…」 律子「諦めさせる気ね…」 裕子の後ろの方で2人がこそこそと僕の思考を読んでいる その通りだよっ!!ファック!! 落ち着け…落ち着いて素数を数えるんだ… 3、6、9、12、15、18… あぁぁこれじゃ3の倍数じゃねぇか… どうする?どうする!!? …ええい、ままよ!!出たとこ勝負だ!! 僕「………危険だぞ?」 はい、地雷踏んだー さっき全く危険はないとか言っといて何言ってんだろね、ハハハ… 裕子「え…?だってさっき危険じゃないって言ってたじゃん」 ですよねー 僕「あー…ミスった。なんでもない。忘れてくれ…」
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