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「………うるせぇな………病院ではお静かに、って習わなかったのか?」
突然カーテンの向こうから声が聞こえてきた。
…やべっ、隣のベッドに先客がいらっしゃったらしい。
僕「す、すいません…」
裕子「あ…ご、ごめんなさい……」
「ったく…人が気持ち良く寝てるってのに…邪魔すんなよな…」
…あれ…この声は……
僕「……キャプテン?」
「おう、いかにも俺はキャプテンだが………お前、高松か?」
僕「どうも……ってなんでわかったんですか?」
康介「…俺のことをキャプテンと呼ぶヤツはこの学校でお前しかいねぇ……よっ!!と。」
そう言うと我らが校長はカーテンを開けて僕たちの前に姿を現した。
康介「よぅ、5年振り」
僕「昨日会ったばっかりです」
康介「オイオイ…冗談のわからんヤツめ。いいか?そういう時は『ホント、久しぶりだね…会いたかった…!!』って言って俺の胸に飛び込んでだな…」
僕「ボディに重い一撃をぶちこむんですよね、わかります」
康介「違わい!!ぶちこむのは俺の役目だっ!!」
僕「下ネタかっ!!なんで僕の周りの男はみんな平然と僕に下ネタ振ってくるんだよっ!!僕一応女の子なんですけど!!」
康介「俺は基本的に誰に対してもこうだぞ?」
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