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…面接が致命的に苦手だったのである。
それはもう絶望的に。
無理もない。それまでコミュニケーションというものとは無縁の人生を送ってきたのだから。
さて、どうしたものかと頭を抱えているところに、とある私立高校で理事長をしていた父親が助けてやろうかと、仕事の話を持って来てくれたのである。
私はそれに飛び付いた。まともな職業ならなんでもいい。それほどまでに私は追い詰められていたのだ。
その選択がその後人生最大の失敗だったと気付いたときにはもう後の祭であった。
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