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茶色の髪を揺らし、黒い真珠のような目を女王に向けるが、女王の青い目は、ひとつの迷いも宿していない。
「そんな子犬のような目で見つめられると、食べちゃいたくなるけど、もう私が決めた事だから絶対なのよ。
分かる?」
脚を組む事で揺れる女王の白いドレス。
シルクの黒い瞳に憎しみの色が帯びる。
「何、その反抗的な目は…
文句があるなら来なさい?
“今この場で消してあげるから”」
ミテリアルの一言で、青い服に身を包んだシルクの肩が揺れる。
そして、恐れから戦意を失ったシルクは、城の役人に城外へと追いだされたのであった。
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