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やや吊り気味の大きな青い瞳と、切れるような細い茶色の瞳が交差する。
その行く末をイリアンもやや距離を置いた位置で見ている。
この場に残っている、イリアン、ロクタスも、一応地方官である。
気持ちは、他の地方官と同じである。
あなた達の力だけでは、国を統治出来ないでしょうから、新たな人間を送りますよ?
と、ミテリアルが訴えているように聴こえるのだ。
「で、あんたらの答えは勝手にしろってこと?」
「そういうことです」
ミテリアルの問いに、ロクタスはニコリと微笑んで返す。
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