新しい命と死んでいく命

7/7
67人が本棚に入れています
本棚に追加
/45ページ
その時、西の都では悟天達は悟飯の気が消えたこと感じ取り急に膨れ上がった気も感じ取った。 そう、その気はスーパーサイヤ人に覚醒したトランクスの気だった… それは悟天達とは違い怒りと憎しみが出て更にどこか孤独にも感じられた。 ブラ「これが本当の兄貴の気……思いだすわ…小さい頃パパと遊んだ時を… まるでそっくり…」 悟天「行こう、ブラ。俺は死んだ兄さんの遺体を見ておきたいんだ」 ブラ「そうね。じゃあお母さん、行って来るから」 ブルマ「…。」 ブルマはようやく夫を失った悲しみから解放された矢先に悟飯も失い複雑な気持ちで居た。 ブルマ「悟飯はきっとトランクス達に厳しい現実を見せたかったのよ…だからトランクスを変える為に… でも、死ぬ必要無いじゃない!!これだからサイヤ人は馬鹿なのよ…!!」 ブルマはこのまま行くと自分の息子達まで人造人間に殺されてしまうのでは無いかと恐れていた。 そして、二人はトランクスの元へ着いた。そこで目にしたのはビーデルの遺体と泣き叫ぶトランクスの姿があった。 しかし、何故か悟飯の遺体が消えていた。一体何があったのだろうか?人造人間に跡形も無く消されたのか?それとも… 二人が疑問を抱いていた時トランクスが口を開いた。 トランクス「悟飯さんは人造人間に消された訳では無い……俺が泣き叫んで居た時に突然すぅと消えたんだ!多分閻魔大王様が悟空さんと同じように必要な戦士と判断したんだろう…」 ブラ「そうだったのね…トランクス、あんたはこれからどうするの?これから私達と敵を取りに行くの?」 トランクス「いや…、俺は修業する!まだ、悟飯さんは超えて無いんだ!!」 悟天「皮肉だけど兄さんはトランクスをスーパーサイヤ人に覚醒する為に…」 トランクス「いや、そうじゃない!悟飯さんは俺達を庇う為に死んだんだ!! それに俺もサイヤ人の血を引いて居るからこそ現実を伝えて…」 ブラ「まだ私達の実力では足り無いってことね…」 トランクス達は人造人間と闘い散っていった悟空、ベジータ、そして悟飯の敵を打つ為、そして世界にまた平和を取り戻す為に修業して人造人間に倒すことを決意した。
/45ページ

最初のコメントを投稿しよう!