第1章 消えた村人

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約3時間かけて歩き(正確には移動魔法で)到着した。 移動中。雷炎はユインにここにどうやって来てしまったかを話していた。 「何かのワープゾーンだったのか…でも普通落下はしないはずだが…。お前、落下中に浮上呪文、唱えてみなかったのか…?」 「すぐに気絶したって言っただろ。それに、そんな難易度の高いやつまだできねーよ!」 雷炎が弁解するとユインがスッと目をそらした。肩がふるえている。 「わ、笑うなぁぁぁぁ!!!!」 「アハ、アハハ!!」 ついに耐えきれなかったのか大声で笑った。でもとっさに笑うのをやめて口を押さえた。 雷炎が半切れ状態だったからだ。 「そう怒るな。ちょっと面白いことを教えよう…。テーナゾーラに古くから伝わる伝説話だ…」
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