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約3時間かけて歩き(正確には移動魔法で)到着した。
移動中。雷炎はユインにここにどうやって来てしまったかを話していた。
「何かのワープゾーンだったのか…でも普通落下はしないはずだが…。お前、落下中に浮上呪文、唱えてみなかったのか…?」
「すぐに気絶したって言っただろ。それに、そんな難易度の高いやつまだできねーよ!」
雷炎が弁解するとユインがスッと目をそらした。肩がふるえている。
「わ、笑うなぁぁぁぁ!!!!」
「アハ、アハハ!!」
ついに耐えきれなかったのか大声で笑った。でもとっさに笑うのをやめて口を押さえた。
雷炎が半切れ状態だったからだ。
「そう怒るな。ちょっと面白いことを教えよう…。テーナゾーラに古くから伝わる伝説話だ…」
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