267人が本棚に入れています
本棚に追加
/130ページ
……とにかく。
良い所も悪い所も含めて。
全てが愛しくて仕方がない。
それが本当の『好き』という気持ち。
だから、私は今まで一度も『一目惚れ』をした事がない。
『一目惚れ』は、あくまで。
異性に関心を持つだけの『好き』のきっかけにすぎないと、私は思う。
……落ち込んでいる時でも、彼の顔を見たら、元気が湧いてくる。
彼に頭をポンと優しく叩かれた日には、胸のドキドキが止まらない。
そして、見える景色が、今までと違って見える。
何気ない空の雲に、不思議とせつなくなる。
夜空の月や星の光を見ると……何故か彼を思い出す。
最初のコメントを投稿しよう!