当たり前の声

2/2
0人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
眩しさを疎んだら 真っ暗になって 暗闇に呑み込まれたら 少し怖くなった 眩しさが欲しくなった訳じゃない 一人が嫌になっただけ 誰でもいいから 繋がりを求めた 次から次へと繋ぐから 何もできやしないんだろ? 僕がくれた僕の当たり前の声を聞いてほしくて 言い訳を繰り返す度に 僕の中の僕が差し伸べる 「つべこべ言わずにただ手を伸ばせよ」 「…ほら伸ばしたよ」 憧れなんか知らなくて 笑いたくて泣いたんだ 僕のこの声は誰にも届かないけど ただ泣いていたんだ一人 誰にも気付かれないように 何を叫んでも返ってくる変わらない答えは 「これが全て」だと 暗闇を恨んだら 泣きそうになって 手探りでさ迷ってたら 触れた何かがあった 温もりが欲しかっただけじゃない 必要とされたくなって 誰でもよくない まずは自分を 端から端まで見渡せば 何か見つけられるだろう? 僕がつけた今までの足跡の意味を知りたくて 言い訳を繰り返す度に 枝分かれした部分を削る 「過去を見て未来への道標を示したよ」 正解なんてわからずに 闇雲にただ歩いた 先に何があるかなんて考えられずに 悲しんでいたんだ一人 誰かに気付かれたいのに 何を悔やんでも待っている変わらない答えは 「今が全て」だと 進むべき道を見つければ 何かが変われるのかな? 僕がくれた僕の当たり前の声を 忘れぬように 自分の意味知るために 笑いたくて叫ぶんだ 僕のこの声が誰かに届くくらいに ほら知っていたんだ道理 一人で生きられぬ不条理 だからこそ望むべき強い変わらない想いは 「望まれること」 「これが全て」だと
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!