記憶道-亮佑の日記-

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6月12日   今日は散々な日だった   バイトの面接に行く途中、秀次に偶然会った   秀次は辺りを気にして、何かキョドってて   「今から何処行くの?」 って聞いてきたから、 「いや、ちょっとその辺に」   って誤魔化そうとしたの   そしたら 「バイトの面接だろ?店まで付いてくよ」 だって   誰に聞いたんだあいつ   しょうがないから一緒に面接に行った   でも、その途中、凄い事が起きた   毎回、交差点のたびに車に弾かれそうになった   その度に秀次に助けてもらって、   なんとかバイト先に着いて面接をした 手応えありかな?   帰ろうとしたら秀次が待っててくれた 「お前、今日厄日だろ?家まで送ってってやるよ」   いい奴だ これで車の免許持ってたら完璧なんだが     という事で 二人で歩いて帰った   帰りも交差点ごとに死にかけた   何なんだ今日は、   秀次が居なかったら確実に死んでた     死んでた…
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