記憶道-亮佑の日記-

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6月13日 朝早くから秀次が来た   まだ眠いってのに 「確かめたいことがある」 とか言って散歩に行くはめになった   案の定、計五回弾かれそうになった   さすがの俺もあせる     俺は、もうすぐ死ぬのかもしれない   誰か助けてくれ!     俺たちは焦りながらも慎重に家に帰った   今も秀次が居る 風呂に入ってる     今日、秀次に言われた言葉が、今も心から離れない   「亮佑、助けたい人を助けられないと知った時、お前ならどうする?」     秀次、見捨てないでくれよ!   俺を助けてくれよ!
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