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仮想18世紀半ばの欧州某所ー
とある孤児院に、あの娘はいた。
まだ、確か9歳だっだはずだ。
子宝に残念ながら恵まれなかった俺は、妻の願いである「女の子を育てたい」ということを叶えるために、娘となるべき子を探しにきた。
なるべく、元気な子を。
上辺だけ口先だけの子ではなく、むしろ型破りな子を。
そして、これは俺の願望。
―探偵として、育てられそうな子を。
その条件にぴったりだったのが……
アリス、君だったんだよ。
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