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「アリス、起きなさい。もう朝ご飯の時間よ」
…反応はない。
熟睡しているのだろう。
もう一度アリスの寝ているベッドに近寄って、優しく叩く。
「アリス、起きてったら」
「………うぅ…」
「アリス、起きないと二度と図書館に行くこと許してあげないわよ」
「……それはイヤ。先生、起きるからそれは止めて」
アリスったら、本のことになるとムキになるんだから。
「分かったわよ。おはよう、アリス。顔を洗って、食堂に行きなさい」
「はぁい。おはようございます
ウィディア先生」
アリスは眠い目をこすりながらベッドから出て、洗面所へ向かった。
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