~あれから~

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俺達は数年前、あの「大」がいくつ付いたって足りねェくらいの冒険を終えた。 ある日、近くの島を目指して航海をしている途中、 ルフィの ル「おいお前ら!次の目的地は"故郷"だ!!」 という一言が、サウザンド・サニー号に高らかに響き渡った。 ゾ「………いよいよ、か」 ゾロは溜息をつくと、サニーの上に居るルフィを見た。 チ「"故郷"って…。 皆と別れなきゃいけないのか?! オレそんなの嫌だぞ!」 チョッパーは早くも涙ぐんでルフィに駆け寄った。 チョッパーとゾロを順番に見たルフィは、笑ってチョッパーを撫でた。 ル「チョッパー、一旦休憩するだけだ。 何もずっと会えない訳じゃねぇんだぞ?(笑)」 チ「…うん…」 ルフィはチョッパーから目を離し、サニーの上から甲板に集まった仲間達の元へ降り立った。 ナミは少し笑顔で傍らにいたサンジに話しかけた。 ナ「…でも、ここから偉大なる航路を抜けるには時間がかかるわよね? ログポースだって手に入るか…」 サンジは少し考えた後ナミのログポースを指差して言った。 サ「それなら今まで通ってきた街を辿れば確実じゃないか? それならログポースだって手に入りやすいだろうし」 ル「よし!! フランキー、舵とってくれ!」 フ「………了解!」 ブ「ヨホホ♪ しかし、帰る所…ですか」 ブルックはバイオリンを弾きながら呟いた。 ロ「ふふ。帰る所というより"帰りたい場所"よね…」 ブ「全く、その通りですね。 ヨホホホ♪」   ~♪~♪♪~♪♪~~   その後も、ブルックの奏でるバイオリンは、しばらくの間明るくも悲しげな旋律を奏でつづけた。    
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