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本日はおめでとうございます。
祭壇の前までお進みになった、おふたりです。
今の今、愛し合っていることは、聞くまでもないこと、答えるまでもないことです。無駄な質問は略します。
結婚式は、30分で完了しますが、(注:結婚式では「終わる」「終了する」は禁句)、二人は、31分後から、長い「結婚生活」に漕ぎ出します。
恋愛中は、ゴールとしか思っていなかった今日この日が、実は、長い結婚生活のスタートに過ぎないとわかって来て、幸せ9割、不安1割が、おふたりの今の気持ちでしょう。
聖書から、結婚生活の指針となる部分を引いて、二人へのお祝いとしたいと思います。
プログラムには、お決まりの、Ⅰコリント13章が印刷されて居ますが、リハーサルでお見受けした、お二人の愛、第一コリントの水準をはるかに超えておりますので、もう少し、本格的な愛が語られている箇所を引きたいと思います。
マタイ福音書に、こんな記述があります。
子供が魚が欲しいと言うのに、蛇を与える親がいるだろうか。
パンが欲しいと言うのに、石を与えるものがあるだろうか。
して見れば、あなたたちは、信仰薄いものであっても、子供には、良いものを与えることを知っているではないか。
まして、天の父が、あなたがたに良くしてくれないわけがあろうか。
この言葉は真実です。
愛は愛する対象に、良い物を与える、これが基本です。
それが良い物なら、与えることが愛です。
悪い物なら、あたえないのが愛です。
子供が魚を欲しがろうが、蛇を欲しがろうが、親は魚を与えるべきです。
また、良い物を欲しがる量だけ、適量与えて下さい。
花嫁がキスを欲しがるのに、フライングでそれ以上を与えてはなりません。
それと、相手が何を欲しがっているのか、十分に話し合って下さい。
基本的に人は、人の心が読めません。
読み間違うと、愛しながら、愛している相手を傷つけることは、いくらでもあります。
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