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｢はぁ…姉ちゃんが好きだなんて言えねえよな…｣
ポツリと部屋で呟く
姉ちゃんと俺は、姉弟なんだよな…
姉弟が恋人同士になるなんて聞いたことないし…
｢あっ！そうだ！｣
俺は、おもむろにケータイである人物に電話を掛けた
｢もしもし～｣
｢あっ！母さん？｣
｢うん、その声は俊一ね？｣
電話の相手は、母さんだ
親父に掛けたら色々と面倒だからな…
｢あぁ、俺だよ、俊一だよ！あのさ…相談が有るんだけど…｣
こういうのは、女の人に相談した方が良いと言うから
｢もしかして…知佳のことかしら？｣
え？母さんなんで…
｢俺さ…姉ちゃんが好きになったみたいなんだ…｣
｢じゃあ、付き合っちゃいなさい♪｣
｢え！？でも…｣
｢俊一に今から大事なことを話すから聞いててね♪母さんを嫌いにならないでね…？｣
｢あぁ、約束するよ｣
｢俊一と知佳はね？ほんとは双子なんかじゃないのよ？｣
え！？ 双子じゃないのよ？…
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