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"ブルルブルル"
「もしもし」
「優、いま平気?」
「うん、どうしたの美嘉?」
「いやー、試合見てるときの
優いつもと違ったからさ~♪」
「そっそうかな?」
「ちょっと顔赤かったし
優がアドバイスなんて珍しいじゃん?」
「そんなことないし」
「最後なんて抱きついちゃうし♪」
「そっそれは…」
「ようやくあれから一歩踏み出せたんじゃない?」
「もうとっくに忘れてるよ」
「でもあれから恋愛してないじゃん」
「うちの目に止まる人が居なかったの!」
「告白はたくさんされてたのに?」
「好きじゃないのに付き合えないじゃん」
「へぇー」
「なにさ?」
「私は優が森くんに
恋してるように見えたけどな?」
「ばっばかじゃないの??!!」
「森くんも意外とモテるんだよ?
素直になんなきゃ誰かに先越されるよ?それに10年一緒の私を騙せるとでも?」
「美嘉には適わないな」
「親友なめんな!」
「うちきっと杉崎が好き」
「告るの?」
「うーん…次のライブが杉崎の誕生日でそん時サプライズする予定なんだけどさ」
「おーいいじゃん!」
「それでその他に新曲書こうと思う」
「新曲?」
「その…ラブソングを…」
「いい!それいいよ!」
「そうかな?」
「絶対いい!てかバンドいつまでやるの?」
「解散するまで」
「え?」
「正式なメンバーになったの」
「わぁお♪」
「次のライブはその発表もかねてるんだけどね」
「楽しみにしてる♪」
「ありがと」
「じゃまたあした」
「うん、おやすみ」
やっぱ美嘉には隠せないか。
新曲作らなきゃ!
あと巧と兄貴に言って
ライブの構成かえなきゃな。
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