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実は寝室にはベランダに続く両開きの硝子製扉があるのだが、そこから朝日が射し込んでいる。しかし秋の初めとあって少し肌寒い朝となっている。
煌夜はベッドに寝転んだまま、何も考えずに天井を見つめていた。
「……………朝ご飯作ろ」
意外とスムーズに準備を終えて朝食を食べ始める
「ごちそうさま。(時間あるし洗ってから行こう)」
これまたスムーズに食器を洗い終えて部屋を出る
魔法陣でロビーに移動すると多数の学生たちが登校を始めている
制服はブレザーで黒を基調に金色の装飾で赤いネクタイをしている。襟元にあるピンで学年とクラスを判断できるようだ
「……《転移》」
~~~理事長室~~~
「お、来たわね」
「おはようございます」
「おはよう。紅茶飲む?」
「いただきます」
「じゃあそっちに座ってて」
昨日仕事をしたソファーに座り紅茶を待つ。部屋はキアが淹れた紅茶の香りで満たされ心地よい空気が流れる
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