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「それで、今日の授業は?」
時間的には昼前、今日は平日なので授業があるはずなのだ。
クレアは煌夜の疑問にすぐに答えてくれた。
「今日は夜に行事がありますから、授業はありません」
「行事?」
「ハロウィンですよ」
咄嗟にカレンダーを確認すると、確かにそうだった。ご丁寧に花丸が付けられていた。
「(ハロウィンってこっちにもあるんだ…………いや、クアーリアが持ち込んだのか?)」
「コウヤ様?」
「………あぁ、何でもない。それって学園全体だろ?大量のお菓子用意しないと………」
「因みに仮装するのは高等部三年生までで、三年生は基本的に引率を務めます」
「四年と五年は?」
「学園の至るところで、お菓子を持って待機しています」
「へぇ~。楽しそうだな。俺も飾り付けとか頑張るか」
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