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ぼんやりとどうでもいい事を考えていると、今度はゴーレムとゴーレムが潰し合う大規模な物量戦が始まっていた。氷で造られたゴーレム達は盛大な音を響かせて戦っている。
『このゴーレム達は、城の突破に使われるのでしょう』
『そうですね。毎年恒例の光景です』
『何かこう、ゴーレムの術者達から鬼気が伝わってきますね!』
『何気に大変ですからね、ゴーレムを操るのは。魔力も常に流さなければ崩れますし』
『自律型ではないんですね』
『自律型なんて、学生程度に使える訳がありません』
『そうなんですか?ってうわっ、急に吹雪が!!』
『此れは………』
段々ゴーレム談義になりつつあった実況を止めたのは、突如グラウンドを襲った吹雪。屋上では、すかさず教師達が結界で防いでいた。
曲がりなりにも、やはり実力者揃いの軍団なのだ。
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