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~~~サリアSide~~~
「敵が侵入したぞぉぉぉお!!!」
吹雪凄いな~、なんて思いながら休んでいると、敵の侵入を告げる報告が響き渡った。
「へ?」
「数は!?」
「六人!!いずれも強者です!!」
「休んでいる者も迎撃に当たりなさい!!」
「「「「応!!!」」」」
リアさんの声一つで私達は体勢を立て直した。うん、やっぱり凄い。
城の内部は瞬く間に氷の壁が乱立し、敵の迎撃を始めた。
やっぱり此方に分はあり、苦戦はするが次第に制圧していった。数の力は個を上回る。
リアさんは私達の優勢を確認すると、踵を返して前衛陣の統率に戻った。どうやら、前線にも動きがあったらしい。
気になるけど、まずはこっちか。
未だに奮闘を続けている敵を見ていると、何か囮の様な気もする。リアさんは気付いてるんだろうな。
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