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会長さんは笑いながらそれを見ていたが、何かに満足したのか私に指示を出した。
「分かった」
私は変な感じになってしまった雪玉と一緒に、敵城の真上に転移する。
───ここからが私の戦いだ。
~~~~~~~~~~~~~~~
転移先は風が強くて、反射的に耳を閉じてしまった。
ゆっくりと落ち始めた雪玉の上に立っていると、いきなり転移の浮遊感に包まれる。
…………来たみたいだ。
転移先は私達の城の真上。私の前には、いつの間にか敵チームの無属性の男の人がいた。
「引き付け役って訳かよ。しょうがないから付き合ってやるよ」
「…………《クリアニードル》《転移》」
私は男の人に透明なトゲを襲わせながら、また敵城の上に転移する。
「《クリアシールド》。いきなりかよ、《クリアアロー》………《転移》」
男の人は簡単に私の魔法を防ぐと、透明な矢で攻撃してきた。
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