賢者達のお誘い(はぁと)

4/51
43730人が本棚に入れています
本棚に追加
/1105ページ
手紙の内容はこうだ。 『拝啓。新しき賢者、コウヤ=ミストケープ。貴方の存在は以前から認知していた。私はイリア=エリュシオン。賢者を束ねている者よ』 「賢者を……?」 「えっ、賢者?」 「サリア、ちょっと静かに」 興味を示したサリアを制してから、煌夜は手紙に集中する。 『今回は他の賢者を紹介するために、賢者の忘年会に来てもらいたい』 煌夜は頭を抱えてテーブルに額をぶつける。 「どうしたんですか!?」 「忘年会って………!!賢者が忘年会って!!」 学園で働くなかで、煌夜は賢者についても調べていた。賢者は時も操るため、即死級の怪我でない限り死ぬことはない。その為、一人一人が膨大な年月を生き、その内に秘めた危険な知識を守っている。
/1105ページ

最初のコメントを投稿しよう!