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真っ赤になって言う煌夜は、クアーリアが泣いていることに気が付いた。煌夜は何も言わずに涙を拭いてやり、クアーリアに問う。
「返事は?」
「解ってるくせに…………。私も、最初はあんまり好きじゃなかったけど、甘えさせてくれる煌夜が………大好きになってた。私も、愛してる。嘘じゃない。神様だって………恋をするの」
「そう………よかった」
二人は言葉を放棄し、そっと口付けを交わした。
「これからも、よろしく」
「はい、喜んで………子どもな夫を構ってあげる」
「…………そういうこと言うんだな」
「ふふふ。ほら、煌夜………」
そこまでで、聞いていた天使達は散っていった。煌夜の行動を警戒してのものだったのだが、心配はいらなかった様だ。
安心と共に羨ましい様な気持ちを抱いた天使達は、自分も恋愛がしたくなるのだった。
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