43731人が本棚に入れています
本棚に追加
/1105ページ
あの出来事から二ヶ月後。本来なら、仕事を辞めさせられている程に時間が経ったが、メタトロンのおかげで、煌夜の首はまだ繋がっている。
~~~学園・理事長室~~~
「コウヤ、どうしたのかしらね」
「さぁ………」
仕事を中断して呟くキアに答えるのは、仕事を続けるフローラ。
「別に、代わりの人が来たから良いじゃない」
「でもさー」
「どうせ、またあの女と旅行でもしてるのよ」
「(あ~あ、フローラが拗ねちゃってる………コウヤってモテるのねぇ)」
そんな事を考えてから仕事に戻ろうとすると、理事長室の扉が勢い良く開いた。
「すいません、ただいま戻りました!!」
「もう来なくていいわよ!!」
「へぶっ!?」
「あぁー!?せっかくのケーキが!!」
だいたい何が起きたのかは想像出来るだろう。
煌夜は魔法でケーキを片付け、フローラに抗議する。
最初のコメントを投稿しよう!