楽しい森の創り方

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『その森は、“聖龍”が縄張りとしているのです。神々の僕として有名な聖龍は思慮深く、それ故に静寂を好みます。なので、移住するには直接交渉する必要があります。聖龍に認められる自信があるのならば、是非。──────ラフィル=アルフライト』 その下に、ラフィルという人物のいる屋敷の場所が書かれていた。 手紙を読み終えた煌夜は、手紙を持ったまま“聖龍”に関する知識を思い出す。 《────聖龍は魔物ではなく、聖獣に分類される。神々の僕とされているが、それも間違いである。確かに神々しい威容と力を持つが、あくまでもそれは神々の僕=天使には届かない程度のもの》 「“聖龍”って珍しいわね」 「そうですね。だからこそ興味深いです」 煌夜は声音に楽しそうな色を滲ませる。 既に、行くことを決めた様だ。
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