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「なんで?」
『なんで?って…………よく分からないけど、驚いたよ。まぁそうだなぁ………別に良いかな』
「本当か!?じゃ、ちょっと家作ってくるから待ってろ!!」
『あんまり森荒らさないでよ~』
聖龍の注意を背に受けながら煌夜は飛翔し、もともとある程度拓けた場所に降り立つ。
「よし………《彩風の森の生命達よ、私の為に場所を空けてください》」
煌夜が声を張り上げて言うと木々が騒めき、大地が波立ち、煌夜の周りから木々達や苔が退いていく。
そして数分後には、かなり広いスペースが確保されていた。
「次はっと………」
煌夜は地面に大きな魔法陣を展開し、目を閉じて集中する。
するとその魔法陣の中から、木材、石材、ガラス、布などの素材が出現した。
おそらくこれらの材料を使用して、家を作り出すのだろう。
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