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そして聖龍の姿が水色と純白の光に包まれ、その体躯が収縮してゆく。
その工程はすぐに終わりを迎え、一人の人型が姿を現した。
「おぉ………これが僕の?」
「ちょ、おま、雌かよ!!」
「え……?あ、うん。そうだけど?」
その容姿は、純白の髪に、蒼い瞳を持つ美少女。
どことなくおっとりとした雰囲気を身に纏い、全裸で煌夜の前に立ち尽くしていた。
「ったく………ほら、ちょっと動かないで」
「え?分かった」
きょろきょろと自身の身体を見渡していた聖龍の動きを止めて、転移を利用して服を着せる。
服は天界で貰った天使用の服なのだが少し大きかった様で、手が袖から出ず、足元も服を引き摺ってしまっている。
「ちょっとでかいよこれ……」
「我慢しろ。目に毒だから」
「へ?大丈夫だよ。人間に対して欲情しないし」
お前はな、と煌夜は頭を押さえて呟く。
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