43731人が本棚に入れています
本棚に追加
/1105ページ
~~~~~~~~~~~~~~~
「………凄いね」
「そうですね。煌夜さんは結構頑張ったみたいです」
「後は私物を入れるだけだ。家具は用意してあるからな」
自慢気に話す煌夜を適当に流し、クアーリアとフローラは先ほどから花壇を弄っている少女を見やる。
それに気付いた煌夜も振り返り、レインに慌てて駆け寄る。
「手と袖が汚れるだろ!」
「まぁちょっとだけね。それにしても、人間の手って敏感なんだねぇ」
不思議そうに手を開閉しているレインを小脇に抱え、煌夜はクアーリアとフローラの前に連れていく。
「こいつは聖龍のレイン。一緒に暮らすから、人化して小さくなってもらった」
「やぁ、初めまして。これからよろしく」
気さくに挨拶してくる見知らぬ少女に戸惑っていたが、二人はすぐにレインと話し始めた。
最初のコメントを投稿しよう!