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「東の国の言葉だよ。仕事で調べたいことがあったんだ」
「………終わった?」
「まぁ、一応終わったな」
「遊びたい」
そう言って煌夜の腕を引っ張るエリス。
煌夜は困り顔になり、しかしすぐに何かひらめいた。
「そうだ、俺の家に来るか?たぶん気に入るぞ」
「…………行きたい」
腹にしがみ付くエリスを撫でながら煌夜は本を片付け、エリスを連れて自宅に転移した。
~~~《彩風の森》~~~
「(バンパイア大丈夫かな?)」
「………綺麗な場所。魔物は?」
「いないよ。だから、適当にそこら辺で昼寝しても大丈夫」
「ふぅん…………分かった」
エリスはとことこと歩きだし、無造作に藪の中に入っていく。
煌夜は見失わない様に後を追い、エリスの後ろを歩く。
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