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「……………どう思う?」
「たぶんあの子……エルヴィンは真祖に成ってるわね」
フローラの言葉に煌夜も頷くと、一つ溜息を吐く。
「じゃあいつかは、ちゃんと向き合って貰わなきゃな………」
「…………まぁ、何とかなるでしょ」
「珍しく楽観的だな」
煌夜が意外そうに言うと、フローラは頬笑んでエルヴィンの頭を撫でる。
「だって、私達の家族になるんだからね」
「お、認めてくれてんだ」
「コウヤが決めたことだから」
迷いもなくフローラは答える。
煌夜は気恥ずかしく感じると共に、その信頼に応えたいと思う。
「エリスの相手も任せていいか?何か申し訳ないけど…………」
「いいけど、何をするの?」
「他に生存者が居ないか調べてくる。ほら、さっきの映像に妹はいなかっただろ?」
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