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「では指輪の説明をしますね。この城に結界が張られているのは気付いてますね?この指輪を付けているとこの結界の中に外から転移することがすることができます」
「そんな物私に渡していいんですか?」
煌夜ほどになると指輪の魔法陣を応用して城全体の結界を解くことができる
「いいんですよ、あなたはそんな人に見えませんから。さあ、早く嵌めてください」
どうやら全面的に信頼されているらしい。煌夜はそのことを気恥ずかしく思いながら、
「ではありがたく頂戴します」
そう言って右手の人刺し指に指輪を嵌める。指輪はぴったりで煌夜の指で美しく光る
「それでは行ってらっしゃいませ」
いつの間にか門にたどり着いていた
「行ってきます。なるべく早く帰ってきます」
煌夜はクレアに返事をして門を通り街へと歩きだした
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