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「ほらよ、別々に包んであるからな」
気を遣ったのか、渡しやすくしてくれたらしい
「ありがとうございます。じゃあこれで失礼します」
「また何か買いに来いよ~」
目的も果たしたので帰ることにしたらしく転移の魔法陣を展開する。ちなみに無属性の上級魔法である
「『転移』」
煌夜が転移をすると周りが騒めきだす。それはアルトも例外ではない
「上級魔法の魔法陣をイメージだけで展開するとはな……思ったより凄まじい奴と知り合いになっちまったらしい」
それからしばらくの間アルトの店の周りは騒めいたままだった
「まあ俺には関係ないか。煌夜はただのお得意様だからな」
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