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「いえ、マリアです。帰ってきてたのですね」
「ん、ただいま。どうしたのマリア?」
「昼食ご一緒させて頂いてもいいですか?」
「別にいいけどサリアは?」
「姉様ならすぐに来ると思います」
抜け目なく既に呼んであるらしい。マリアは扉を閉めてから、煌夜の隣に座った。
「失礼します、昼食をお持ちしました」
昼食の載ったワゴンを押してクレアと他の侍女2人が入ってくる
「サリアは?」
「サリア様は間もなく来るそうです」
煌夜の質問に、赤髪の侍女が教えてくれる。
「では姉様が来るまでに私たち専属の侍女を紹介しますね。赤い長髪の娘がミラ。姉様の専属です」
マリアに紹介されたミラが、煌夜に頭を下げる。
「サリア様の専属をさせて頂いている、ミラ=ブロイドです。よろしくお願いします」
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