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スネヲが友達を茂原に呼び出して
3時間が経過した。
なかなかスネヲの友達は現れない。
のびて太は鼻毛を抜きながら時間を潰した。
生き残った鼻毛も残りわずかである。
(この鼻毛が全て無くなったら僕はどうなってしまうのだろう…。)
のびて太は車の外を眺める。
ふと子供達がはしゃいでいるのが目に入った。
(友達っていいなあ…)
のびて太は不安だった。
自分はほんとに友達を作る事が出来るのか
スネヲみたいに拒否られたりしないか…
(大丈夫かな…鼻毛君…?)
のびて太は自分の抜いた鼻毛に視線を移す。
心細い時はいつもこうやって鼻毛に語りかけてた。
鼻毛は反応しないが
いつも元気を与えてくれる。※
※あくまでのびて太の話。
のびて太は手の平に広がった鼻毛達を握りしめて深呼吸した。
スッと目をあけると
一人の男が改札から走ってくるのに気付いた。
その男はどんどんワゴンRに近づいてくる
(あれが…!)
第5章になって出番のなかったスネヲは、
とりあえずニヤリと笑った
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