相模原市

3/3
前へ
/43ページ
次へ
(学校って…稽古場?土俵とかあんの?) のびて太はリアクションに困っている。 (…別に相撲あんま興味ないんだけど。) 反応が薄いのびて太をなんとか喜ばせたいスネヲ 「あの有名人に会えるかもな!」 「え!まさか!白鴎?!?!」 ミーハーなのびて太はちょっと興味が沸いた。 スネヲの顔が強張った。 それを見てのびて太はすぐに違うと判断した 「あー!まさか相撲部のドラマ出演中の佐々木希とか?!」 時代がごちゃごちゃになっているが この小説はフィクションだから仕方ない。 スネヲは黙ったまま車を北へ走らせる。 スネヲの目的地は新イソ高校。 合併して廃校になった高校である。 ここでドラマ キュートの撮影を行っている事をスネヲは知っていた。 佐藤健や前田敦子を一目見ようとやってきたのだ。 自信満々のスネヲに向かって のびて太は言った 「この辺って相撲が盛んなんですか?」 ついにスネヲは怒った。 「おおおぉぉぉおおぉおいい!!!」 まさかの激怒だった。 学校の先生みたいな一喝である。 角が生えたスネヲ 「さっきから相撲相撲ってなんだ!ここは相模だ!!相撲じゃねええええ!!」 のびて太とは比べものにならない迫力 どんどんアクセルを踏む力が増す。 「政令指定都市なんだぞおぉぉお!!!」 凄まじい怒り 角が3本になっている (ば…バリ3!?) のびて太はスネヲの相模原愛を感じた そして期待を膨らませる。 1時間後 あきらかに北に来過ぎたワゴンR ワクワクしているのびて太の隣でスネヲは焦っている。 (まずい…!来過ぎた!) 仕方なく近くの高校付近に車を止めた。 「…ほ、ほれ、城山高校だ。」 のびて太はここの何が凄いか気になり目をキラキラ輝かせる 「あれを見ろ」 スネヲは奥の方をを指差す 学校の隣にダムがある。 ただそれだけだった。
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

9人が本棚に入れています
本棚に追加