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『はいっ、じゃあこの実行委員やりたい人。』
シーン。
ワタシは決めてるんだっ。
今年の学校祭実行委員は
セレモニー実行委員をやる!
アンと約束したもんねっ
『じゃあ次っ。セレモニー実行委員やりたい人!』
『はーっい!!』
やたっ
1人
…じゃなーいっ!
ユウキもなの~
『ユウキ。譲れ。』
一言。
『うん。オレはいいけど…』
『まじ!?はーいっじゃあアタシ決定~』
『は?オレユウキがいい』
なんだとーー!?
『は?!お前に関係なくね?ユウキの実行委員お前が決めんなよ』
『オレ生徒会長だから。やっぱセレモニー実行委員は面白いやつがやるべきだし!生徒会としてもユウキが欲しいし!』
『黙っとけや。なんでお前が生徒会背負ってんだよ。今から大谷先生んとこ行って聞いてこうか?生徒会長にそんな権限があるのかをよ。』
大谷先生は生徒会の
顧問の先生。
『オレがいいって言ったらいいんだし。』
『まじ黙れ。関係ないやつがしゃしゃんな。』
『どーせ友達と一緒にやりたいからだろ?』
『だったら何?』
『セレモニー実行委員はやる気あるやつが来て欲しいし』
『ユウキだってやる気ないじゃん!譲ってもいいよっつってんだから』
『…』
『はーいストップストーーップ!じゃんけんしよじゃんけん!超公平じゃんっ』
ボソ
『お前グーな。』
『いいの?』
『オレセレモニーやりたくないし。』
『わかった!』
『いっくよーっ!じゃーんけーっんっ…』
『ポンッ!』
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