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「棗くんが行方不明だって!どこにいったのかわからないらしいよ!」
がやがや…
辺りはざわめき始める。
棗が行方不明なんてとみんな動揺している。
蜜柑や流架は信じたくないというように耳を防いでいる。
「嘘やろ…棗が行方…不明?」
「棗は大丈夫だっていったのに」
蛍はなにも言わず蜜柑を抱きしめた。
「蛍~、嘘やろ?棗、帰ってくるよな?」
信じたくない。
頭が真っ白になる。
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