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「はぁ~い、みんな静かにね」 騒ぎを聞き付けた鳴海がやってきた。 「鳴海先生!行方不明って嘘やろ?棗、帰ってくるよな?」 不安そうに鳴海にしがみついて身体を震えさせる。 他のクラスメートたちも気になるようで鳴海の答えを待っている。 「今はまだわかりません。だけど僕たちも力の限り探すから心配しないで」 にこっと笑いながら説得する。 「ほんま?ほんまに大丈夫なん?」 不安は残る。
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