進展。自覚する恋

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「まぁ、アホ篠原も頭悪いけど運動好きそうだよね。」 「ちょ、愉乃ちゃーん。アホはひどくね?ま、でも運動好きなのは当たりー!」 そういいながら 肩を組んできた篠原の 手を思いっきり叩いた。 「でも来週までに種目決めなきゃいけないんでしょ?しかも一人必ず一個は選ぶって…あたしは見学担当でいいよぉ!」 なんてしぶしぶ言うさくらに んなの、体育祭の競技の担当に あってたまるかぁぁっ!! と、心の中でツッコんだ。 「んー、俺は100㍍走に、200㍍走に800㍍走に学年別リレーに出るつもり!」 「うわぁ…隆也くんまじで言ってんの?」 「さすがのあたしもそんなにたくさんは無理だ…。」 そんなあたし達のドン引きに もろともせず、篠原は やる気満々で目が輝いてる。 本物のバカだ…。
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