1249人が本棚に入れています
本棚に追加
――
――――
――――――
俺が目覚めると、そこは地球とは掛け離れた場所だった。
鬱蒼と生い茂る森に囲まれた湖の辺に、寝転ぶ形で俺は目を開けた。
何故、初見で地球とは違う世界に来たか理解したかと言うと、理由は簡単。
エメラルドグリーンの空なんて地球にあると思うか?
俺が薬でも盛られてラリってるなら、話は変わってくるがな。
ってか、何でこんなに冷静でいられるんだ?普通だったら取り乱して喚き散らしたりしないか?
―それはね?、貴方に感情が無いからよ♪―
神か。何で感情が無いんだよ。
―いきなり頭に直接話し掛けたのに、驚いてもらえないのは悲しいわね。―
そうしたのはお前だろうよ。
―そうなんだけどね♪能力を五つも与えた影響らしくて、喜怒哀楽の感情が無くなっちゃったみたいなのよ♪―
五つって、やり過ぎだろ。
―お詫びに、能力の説明を脳内に刻んどいたわ♪それに、容姿も少しだけど私好みに変えといたわ♪―
・・・それは、喜んで良い事なのか?
―少なくとも損はしないと思うわよ?―
まぁ、良いか。
、
最初のコメントを投稿しよう!