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―貴方の容姿を私好みに変えた時の、副産物的な能力があったのを忘れてたわ。―
それは?
―A〇フィールドっていうバリアみたいな物よ。―
・・・ああね、あれってそんな名前があったんだ。
実はこの世界に転生して二年目くらいに、崖の上から落石があったんだよ。
そん時は流石に一回は死んだかな?って思ったんだが、俺に岩が当たる寸前で薄いオレンジ色の半透明な壁みたいなのが岩を受け止めてたんだ。
―どうやら、既に経験済みのようね。―
ああ、あれってそんなに硬いのか?
―硬いって表現は少し語弊があるわ、拒絶してるって方が近いわね。―
どっちでもいいよ。
―この世界であれを破れる生物は存在しないわ、それにもう一つ能力があるの。―
・・・あんたは、俺をどれだけ人外にすれば気が済むんだよ。
―安心しなさいな、これが本当に最後よ。―
だと良いがな。
―その能力は、簡単に言ってしまえばビームね♪―
もしかして、この体の設定からするとあれか?着弾した場所から、十字の光が上がる薄紫色のやつ。
―知ってたの?―
たまたまな。
―じゃあ、もう気付いてるわよね?―
・・・この世界での俺は本当の意味での死が訪れる事はない。
―貴方は最強ではないわ、貴方より強い生物は必ず存在する。でも、それが試合ではなく殺し合いだと・・・―
負ける事はない。何度か死ぬ事はあっても、な。
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