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―侵入者side―
?「ハァッハァッ、っくそ!!何故、こんな事に・・・」
私は、この【幻獣の森】を抜けた5㎞先にある王都に住むクアル・ブルガリア。
先に言っとくが、貴族じゃないぞ?王立騎士団の一般兵だ。あんな糞野郎共と一緒にはしてくれるな。
おっと、話が逸れたな。何故、遠くの王都からこんなまともな神経を持つ奴なら、決して近寄る事のない森に居るかと言えば・・・
《ガァアァアァァァー!!!》
(訳・待てやゴラァァァー!!!)
こう言う事だよ。今は亡き仲間が放った矢が、運悪く【生きる天災】とまで呼ばれるドラゴンに命中して、この森まで追い掛けられてるんだ。
クアル「っくそ!!な、何でよりによってドラゴンに当てるかなぁぁぁーー!!?」
今は亡きあいつから弓の練習に付き合ってくれって誘われた時に断っとけば、こんな事態にはならなかったろうに。
せめて【精霊術】でも使えたら、少しは状況も変化するんだが・・・
え?精霊術って何?ってかお前、結構余裕だな?
・・・現実逃避くらいさせろや!!
因みに精霊術ってのはだな・・・
説明は、次のページでな。
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