別世界で生活しなイカ?

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―― ―――― ―――――― 俺「・・・・あう。」 (訳・知らない生き物の匂いがする。) 遥か後方で喚く巨狼を無視して侵入者達の方に向かってた俺だが、野生児生活で手に入れた人外な身体能力を持ってしても、10分くらい移動した頃に俺の嗅覚が嗅いだ事のない匂いを感知する。 俺はこの二つの匂いを放つ奴らが、俺らの縄張りに侵入して来たドラゴンと人間だろうと当たりをつけ更にスピードを上げた。 それから直ぐに俺は匂いを放っていた奴らを見つけ・・・って言っても、まだまだ距離は離れてるけどな。 ん~、あんまり気は進まないが万が一って事もあるし、最強の盾を発動させとくか。 ―ゾゾゾゾゾッ― はい。見た目が完璧悪魔な悪役の完成っと。 さて、不法侵入者達にはお帰り願うかね。 俺はそいつらが良く見える木の上で暫く様子を伺う事にして、おすわりってか蛙座り?で気配を周囲に同化させる。 え?何で消すじゃなくて同化なんだ? 野生児やってると気配には敏感になるんだよ。 良いか?気配ってのは自然界全てにあるんだよ。木だろうが石ころだろうがな。そんな感じでそこらじゅうが気配で溢れてんのに、自分だけの気配を消しちまったらその場所だけ不自然にぽっかりと穴が空いたように逆に目立っちまうのさ。 、
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