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何だかんだと聞かれたら、って違うな。
脳内で巫山戯るのは虚しいからやめて、真面目にやるか。
俺「あう、う~☆」
(訳・俺は、この森で主をやってる者だ。)
このやり取りって、傍目から見たら悪魔(ちっさい)とドラゴン(蜥蜴)が吠え合ってるだけにしか見えねぇだろうな。
《グガ?ガァアァ、ガァァァ。》
(訳・主だと?貴様のような小さな者が、この森の主だと言うのか。)
俺「あう、あうあ。」
(訳・いや、身長は関係ないだろ。)
まったく、人(?)を見た目で判断するとは失礼な奴だな。
《グゥガ、ガァアァガァァ。》
(訳・儂は忙しいのだ、勝手に森へ入った事は謝るが今は邪魔をしてくれるな。)
お?意外と話のわかる爺さんみたいだな。
俺「あう、あ~う。」
(訳・邪魔するつもりは毛頭ないが、やるなら余所でやってくれよ。)
あまり、手荒な真似はしたくないんだがな~。
《グガ、ガァアァ?》
(訳・貴様、いったい何のつもりだ?)
まぁ、頭上でミシミシ音が鳴るくらいの握り拳を作ってそれを振り上げてたらそう聞くよな。
俺「あ~、あうあう☆」
(訳・素直に自分の縄張りに帰っくれるならば良し、そうじゃないなら力ずくでお帰り頂く。)
文字通りにな。
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