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小町はそれきり学校にも来なくなった。 担任に聞いても言葉を濁すばかり。 小町の友人たちですら連絡がつかないのだという。 晃斗には小町を追いかける気力はなかった。 最後のあの電話での言葉がどうしても耳からはなれなかった。 春が来て、3年に進級しても小町はやって来なかった。 夏が来て、部活を引退した。 秋が来て、体育祭に文化祭と、忙しい日々を送った。 冬が来て、高校受験も受験生らしく頑張って合格した。 卒業式に、皆で抱き合って泣いた輪の中にも小町はいなかった。 小町のいない毎日が当たり前になり、それなりに充実した日々を送って・・・ 晃斗は気づくともう高校生になっていた。
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