出逢い

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 「しかし、誰も来ぬような神社に本当に神は居てるのか?」  「この神社には妖孤が居るとされております」  「ならば姿を現せ」 仕方ない。出てやろう 妖孤「何用だ」 まぁ、見えないだろうし聞こえないだろう… と思っていた。  「我は姿を現せと言ったのだが」  「上総介様?」 妖孤「……」 上総介様?…確かここの領土の持ち主で… 織田上総介信長…だったか。 フワッ 信長「本当に居たとはな」 妖孤「ここに何をしに来た」  「誰かいらっしゃるので?」 信長「お前には見えぬのか」 妖孤「私のことを見た人間は数少ないからだと」 信長「そうか」 妖孤「それで何用だ?」 信長「いや、本当に居るのかを確めに来ただけだ」 妖孤「……」 何かを企んでる可能性が高いな  
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