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翌日の朝 翡翠「雅~」 翡翠の声で目覚めた妖孤は外へ出た。 妖孤「雅は人間の時だけで良い」 翡翠「わかった」 妖孤「それより…何ゆえにここに来たのだ?」 翡翠「お礼が一番の理由」 持ってきた風呂敷を差し出す それを早く開けてほしいと言うような目で妖孤を見つめる。 妖孤「…」 開けると中には… 翡翠「どうかな?」 妖孤「着物…か?」 翡翠「お父様とお母様、そして私からのお礼」 妖孤「フッ…」 翡翠「?」 お礼…か。 久方ぶりに貰ったような…いやもしかしたら人間から初めて貰ったような気がする 妖孤「ありがとう、大切にしよう」 翡翠「うん」  
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